ちょっとここで紹介しますね。
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「包帯クラブ」
主人公は地方都市で一見平凡に生きる高校生。
一見平凡そうに見えても、両親の離婚、失恋、友情にはいる亀裂・・・
心には傷を負っていて・・。
そんな辛い場所に包帯を巻くと少しだけ気持ちが軽くなる。
それに気づいた彼ら。
街の人の依頼を受けるようになり、徐々にヒトの痛みを理解し
成長していく・・。
映画「包帯クラブ」。
原作は天童荒太。
天童荒太が’今’という生きにくい時代の
少年・少女に向けてハードカバーではなく
あえて価格の低い新書にして書き下ろしている。
包帯クラブが引き受ける傷の思い出は
小さいものから〜事件といっていいほどの大きなものまでさまざま。
それを戦士のように戦って解決する・・そういう性質ではなく、
あくまで看護師のように思い出の場所に包帯を巻いて
手当てすることが彼らの目的。
白い包帯はたとえ傷の記憶は消せなくても
痛みを理解しあうというつながりの象徴。

「トリック」、「明日の記憶」の堤幸彦監督は、
若者に向けたストレートな青春映画としてのみならず、
大人の観客の心をも浄化するような
希望に満ちた’戦わずして戦う’ストーリーに仕上げている。
「傷を負った場所に包帯を巻く」という天童荒太の着想もNICEだが、
真っ白の包帯が高崎の青い冬空に吹かれるさまは
青春の痛みを切り取ったまさに映画的な光景。
柳楽優弥、石原さとみら若手俳優の
ストレートな演技もイヤミがない。
「誰も知らない」で頭角を現した柳楽優弥。
エセ関西弁を話すディノ役を痛快かつ繊細に演じる。

